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  • 【わんわんレンタル解説】おまけ

    犬の行動を先読みする

    散歩時のリードワークとはちょっと外れるので、おまけとして別記事にしました。

    おことわり

    これから書く内容(関連投稿含む)については、私の経験や知識に基づいて解説しています。
    一般的な見解や方法などと異なる場合もありますのでご承知おきください。
    何か不利益や被害を被っても責任は負いかねますので、自己責任でお願いします。

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    【わんわんレンタル解説】重心を後ろ寄りに

    危険回避のために

    犬の行動を予測できるようになれ

    散歩中犬の行動を先読みできれば、素早くリードの持ち方を変えたり、より安全側に倒す事が出来ます。
    下の写真は「世界の名犬牧場」のコーギー、ニョッキ♀ですが、この犬は他の犬が近づいてくると突っかかろうとします。(もちろん急に走り出す)
    初めて借りる犬で雌だったのでちょっと油断しましたね。

    この後実際に他の犬に突っかかろうとしましたが、事前に予兆があったので、走り出してもリードが張る前に私の方が引っ張って対応しました。
    尚、相手の方(私と同じレンタル客)は何が起こったのかさっぱり分かっていなかった様子。

    全然違う方を凝視している状態
    視線があやしい・・・

    ふれあい広場(ふれあいルーム)などでも犬同士のいざこざは発生します。
    巻き込まれたりしたら噛まれたりケガをする事もあり得ます。
    こんな時も犬の行動を先読みできれば、ケンカが始まる前にその場から逃げたり、犬を突き放したりすれば(少なくとも自分は)回避することが出来ます。

    犬の事を理解する

    予兆として、以下のような状態になったときは注意ですね。

    • 今まで普通に歩いていたのがピタッと止まる
    • パンティング(舌を出して荒い呼吸)していたのを止める
    • どこか一点を凝視して動かない

    犬の視線の方向に他の犬が居たらほぼヤバいの確定。
    刺激しないようにそっとリードの持ち方を変えるか、短く持つようにしましょう。
    自分の犬に問題無くても、相手の犬が上記のような状態なら近づくのは止めましょう。

    以下はその犬の性格的なものもあって仕方ない面もありますが、衝動的な行動をするので予測が難しいかも。
    初めて散歩する犬なら、なるべく早く性格を見極める事が必要。

    • 動いている物に興味を示し目で追い続けて落ち着かない
      →近くを走っている犬や人を追いかけてしまう。
    • ビビりの犬(怖がりの犬)
      →大きな音がしたり、大きな動きをする物を見るとビビって走って逃げようとする。
    • 他人に懐かない犬(飼い主など心を許した人にしか懐かない犬)
      →逃げようとする。他、ビビりの犬と同じような感じ。

    相手が犬の行動を理解していなければどうにもならない・・・

    長々話してきましたが、自分自身がいくら注意していても相手(周り)が何も理解していなければ、危険なのは変わらないですね・・・
    こっちが近づかないように犬を抑えているのに、何も知らない人らは平気で犬を近づけて来たりしますからねぇ・・・
    犬で混雑している所で犬を走らせたりとか。(犬によっては獲物と思って飛び掛かるぞ)

    危険を理解させた上で犬を貸し出して欲しいですね。
    お互い気をつけないといけないはずなのに、温度差があり過ぎます。
    気軽にホイホイ貸し出すのは止めて欲しいです。

    わんわんレンタル 注意事項

    例えば大人2人以上限定の犬を私がいくら「この犬の扱い大丈夫です!」と言っても、「他の客が犬を近づけてきたりするからダメ」になってしまうんですよね・・・


    可愛くても油断はしないこと

    すみません、最後は愚痴っぽくなりました。
    まあ何と言うか、きちんと犬の行動を理解してコントロールできる人に貸して欲しいですね。
    ただでさえ新ねこハウスが出来たり客が多くなって、散歩エリアが狭くなっているし。

    以上


  • 【わんわんレンタル解説】重心は後ろ寄りに

    おことわり

    これから書く内容(関連投稿含む)については、私の経験や知識に基づいて解説しています。
    一般的な見解や方法などと異なる場合もありますのでご承知おきください。
    何か不利益や被害を被っても責任は負いかねますので、自己責任でお願いします。


    重心は後ろ寄りに

    後ろに体重を掛ける

    ここでは犬の急な引っ張りに対応するため、重心は後ろ寄りのしておいた方が良いよーという話をします。
    前回の補足になるかもしれません。

    重心が後ろ寄りの状態とは?

    そのまんまですが、リードを持っている時自分の身体が後ろ寄りに傾いている状態です。
    犬に強く引っ張られた場合は、腕の力+自分の体重を後ろに掛ける事で犬を抑えます。

    リードを張った状態に保つ

    犬を連れて歩いている時は、少しのけぞるような感じで後ろに体重を掛け、軽く引っ張られるくらいが良いです。
    軽く引っ張られると言う事は、リードが張っている状態になりますよね。

    リードの長さに注意

    犬の大きさや体高にもよりますが、リードが短いと自分の身体が常に前のめりになってしまい、重心も前寄りになってしまいます。

    長いリードを使う

    リードを最大長に持っても重心を後ろに出来ない場合はリードが短すぎますので、スタッフに言って長いリードに交換してもらいましょう。(お一人様でリードを持つ場合)

    重心を後ろ寄りにする理由

    なぜ重心を後ろ寄りにした方が良いのか説明します。

    犬に強く引っ張られた時踏ん張る事が出来る

    前のめりになった状態(重心が前寄り)で引っ張られると、割と簡単に引っ張られてしまいます。
    例えば綱引きで一方のチーム全員が前のめりになってしまったら、最早勝負は着いたも同然ですよね。
    後ろにのけぞった状態(重心が後ろ寄り)であれば、自分の体重を掛けて踏ん張る事が出来ます。

    引っ張られてからでは踏ん張る事が難しい

    引っ張られて抑えられなかった場合、そのままズルズルと引っ張られ、重心を後ろ寄りに戻すのはほぼ不可能で止まるのが難しくなってしまいます。
    その状態からだとほぼ腕の力だけで抑える事になります。
    抑えきれなければ、犬が止まってくれるまで引きずられるか・・・ですね。

    腕の力だけでは疲れる

    引っ張りを腕の力だけで抑えるのは疲れます。
    自分の体重を上手く利用して楽をしましょう。
    私の場合ですが、ゴリゴリ引っ張る犬に対してはリードを自分の腰のあたりに回して、リードに寄りかかるような感じで体重を後ろに掛けています。

    具体的な持ち方ですが、「リードの持ち方」「持ち方3 両手で持つ」でリードを身体の前に通して右手で持ってますが、前に通さず後ろに通すような感じです。

    リードを後ろに回す

    ただし、この状態で前に引きずられてしまった場合は体勢を崩しやすいので注意しましょう。最悪前方にダイブすることに・・・。
    上の写真の場合だと、身体を右に90度回して左手を伸ばして足で踏ん張るしかないかなぁ
    ※写真のどんべぇ(スタンダードプードル♂)はゴリゴリ引っ張るようなことは無いです。

    周りを安心させる

    前回「リードは常に張っておけ」でも似たようなこと書きましたが、前のめりになって犬を散歩させている状態ですと犬をコントロールできていない様に見え、こんな散歩をしている犬&人には危ないので近づきたくないです。
    引っ張られてどこまで近づいてくるのか、行動範囲も予想できません。

    周りの人を安心させるという意味でも、重心を後ろ寄りにしてリードを張った状態にして、犬の引っ張りと犬を抑えているのが拮抗状態というのを作っておきたいです。
    (あまり後ろにふんぞり返るような状態だと、犬を抑えるので精一杯なのかと思われますが・・・)


    危険な状況にならないために

    強い引っ張りに対応する

    前回「リードは常に張っておけ」では急な引っ張りへの対応でしたが、今回はどうしてもグイグイと強く引っ張ってしまう犬の対応を書きます。

    最初の一歩が大事

    前項「重心を後ろ寄りにする理由」でも書きましたが、重心が前よりの時に引っ張られて勢いが付いてしまうと、その後踏ん張って抑えるのが難しくなります。
    抑えが利かなくなって前方へダイブするように転ぶか(その上リードを放す)、延々と引きずられる事になります。
    グイグイ引っ張る犬だと思ったら、常に重心を後ろ寄りにして一歩でも前に踏み出さないように心がけましょう。

    人が引っ張るから犬も引っ張る?

    そう言う犬も居ると思いますが、そんなもん関係なくグイグイ引っ張る犬も居ますのであてにならないです。
    私もですがあなたもドッグトレーナーじゃありませんから、とにかく周りが安全になるように散歩させましょう。

    引っ張られてからのリカバリー

    まあ引っ張られてしまったものは仕方ないですね・・・。
    どうにかして、引っ張られるのを止めましょう!

    リードを片手持ちでしたら両手持ちにしましょう。自然にリードも短くなると思います。
    両手で引っ張って、犬の勢いを止めましょう。
    それでも無理な場合、または既に両手持ちだった場合は・・・

    両手で持っても押さえきれないなら、もうどうしようもないので、一二の三で思いっきり引っ張ってしまいましょう。
    犬が空中を舞うかもしれませんが、安全のため仕方が無いと割り切りましょう。
    その間に自分の態勢を整えましょう。

    重心は後ろ寄りに 最後に

    安心・安全のために

    重心を後ろ寄りにしておけば、犬にゴリゴリ強く引っ張られても、自分の体重を更に後ろに掛ける事で勢いを相殺出来ます。
    腕の力だけで抑えるのが難しい時もありますので、重心を後ろ寄りに自分の体重を上手く使って、引っ張りを抑えましょう。


    以上でメイン3回は終わりになります。
    追加でいくつか散歩のテクニックを紹介したいと思います。
    あと犬の行動予測についてもちょっと解説します。

    以上


  • 【わんわんレンタル解説】リードは常に張っておけ

    リードは常に張っておけ

    おことわり

    これから書く内容(関連投稿含む)については、私の経験や知識に基づいて解説しています。
    一般的な見解や方法などと異なる場合もありますのでご承知おきください。
    何か不利益や被害を被っても責任は負いかねますので、自己責任でお願いします。

    わんわんレンタル解説

    他の記事は以下リンクよりどうぞ!

    【わんわんレンタル解説】概要

    【わんわんレンタル解説】リードの持ち方

    【わんわんレンタル解説】重心は後ろ寄りに

    リードを張る

    ここでは犬の急な引っ張りに対応するため、リードは弛(たる)ませず張っていた方が良いよーという話をします。
    安心・安全の話になるかな。

    リードが張った状態とは?

    リードが張っていると言うことは、犬と自分で少しではありますが引っ張り合って力が入っている状態になります。
    下図のようにピンと張っていなくても大丈夫です。
    犬に少し引っ張られるくらいが良いです。

    少しでも手に力が入っていれば、急に引っ張られても、更にグッと力を入れればいいので、リードが弛んで握る手がリラックスしている状態よりは素早く力で抑え込むことが出来ます。

    なるべくリードの弛みや遊びを少なくする。

    犬に引っ張られない状態でも、なるべくリードの弛みは無い方が良いです。
    リードを短く持つなり、犬から離れるなどで弛みはなくしましょう。

    張るだけなら短いリードの方が良いけど・・・

    単純に静止状態でリードを常に張っておくだけなら、リードが短い方が都合が良いです。
    ですが、ここでは「リードの持ち方」や次回で説明する「重心は常に後ろ」を含めて総合的に見て長い方が良いと思っていますのであしからず。

    リードを常に張っておく理由

    なぜリードが張った状態が良いのか説明します。

    犬が勢いをつけることが出来ない

    例えて言いますと、泥や雪でスタックした車を牽引して救出する時と同じです。
    牽引する車と牽引される側の車をロープで繋げたら、勢い(助走)がつけられるよう、ロープを弛ませまた状態から牽引する側が発進しますよね?

    犬の散歩も同じ考えで、最初からリードが張っていれば、犬が急に走り出しても勢いがつけられないので、急に強く引っ張られてリードを放してしまうリスクが減ります。

    犬の行動範囲を把握できる

    前回で「犬の行動範囲を狭くする」で説明しましたが、リードが張った状態なら、それ以上犬の行動範囲が延びないのは分かりますよね?
    (実際は急に引っ張られると少しは前に動いてしまいます)
    常にリードが張っていれば、それ以上は犬は遠くへ行けない事が予測できますので、ある程度は安心です。
    逆にリードが弛んだ状態ですと、行動範囲がどこまでになるのか予測できません。

    自分と相手の犬の行動範囲を予測する時ですが、引っ張られて前進することも考慮して、最低でも行動範囲+1mくらいは見ておきたいですね。

    周りを安心させる

    リードが弛んでいると、犬を散歩させている本人もですが、周りの人も犬の行動範囲が予想できません。
    わんわんランド内で犬を散歩している時もですが、公道で車やバイク・自転車に乗っているとき、こんなリード弛ませた状態の犬が居たら近くなんか通りたくないですよね。
    なるべく大きく避けて通る事を考えますよね。
    周りの人を安心させるという意味でも、リードは張った状態にしておいた方が良いです。

    急に飛び出してきた犬猫避けようとして転倒とかよく聞く話です

    危険な状況にならないために

    急な引っ張りに対応する

    これまでは急な引っ張り対策(防止)でしたが、ここからは急に引っ張られてしまい、そこからどう対応するか状況別に考えてみます。

    犬の行動範囲を狭くする事を優先で

    急に引っ張るのであれば、急に走り出す事になると思います。
    何に向かって走り出したかにもよりますが、周りを危険にさせないため、とにかく犬の行動範囲を広げない事を優先しましょう。
    常に周りを気にしていれば良いのですが、何に反応して走り出したのか気が付かない場合が多々あります。
    散歩しているあなた自身と犬と周りの安全を確保するのはあなたの勤めですので、犬を抑える事に注力しましょう。

    リードが張った状態から引っ張られる

    リードが張った状態であれば勢いがつけられませんので、リードをしっかり握った状態であれば、犬を抑えるのにそれほど苦労しないと思います。

    犬に強く引っ張られる前(勢いが付く前)に、自分の方から思いっきり引っ張って犬を引き寄せてしまいましょう。
    犬に引っ張られて一歩でも前に踏み出してしまった場合、そのままズルズル引きずられリカバリが厳しくなるので、先に引っ張った方が勝ちです。

    引っ張ってリードを引き寄せた瞬間(たいてい犬の前脚が浮いた瞬間)、一瞬リードが弛むので、その時に自分の手に1周巻くか両手持ちにする等、より強固な持ち方に変えましょう。
    これは咄嗟に出来るようになるまで経験を積むしかないですね・・・
    「引き寄せては手に巻く」を繰り返せば、リードはどんどん短くなって犬は勢いを付けられなくなっていきます。片手が使えない時に使える技です。
    慣れればリード持っている手だけで犬を抑える事が出来ます。(少なくともわんわんレンタルの犬全部ね)

    リードを引き寄せたと同時に素早く出来るようになりましょう!

    リードが弛んだ状態から引っ張られる

    リードが緩んだ状態で犬が急に何かに向かって走り出した場合です。
    写真撮影しているとたまにあるんですよね・・・。そんな時はリードの持ち方も緩かったりします。(割と最悪なケース)

    撮影中はリードの扱いが雑になりがち・・・

    犬が走り始めてリードが張る前(伸びきる前)であれば、少しでも強固な持ち方や両手持ちに素早く変えましょう。
    出来れば先読みして走り始める前に持ち方変えておきたいです。
    そのためには犬の動きや様子を見て、行動を先読みできる能力が必要になります。
    これも経験積むしかないかな・・・

    持ち方を強固に出来なかった場合、リード(と自分の腕)が伸びきった後にくるのは強い衝撃です。(犬の体重+勢いついた分)
    覚悟して耐えるしかないです。強く握ったりベストを尽くしましょう。
    幸い他の犬や人に向かって走っているのではなく、犬の進行方向が安全なら、一緒に走り出して走りながら持ち方変えるとかですかね・・・。走り出せる態勢である事が前提になりますが。

    前述のように犬より先に引っ張ってしまって、自分に有利な状態を作るのも良いです。
    ただ勢いが付いているので、リードの持ち手に掛かる衝撃は大きくなります。
    もちろん犬の首にも衝撃がありますが仕方がないかな・・・

    リードを常に張っておけ 最後に

    安心・安全のために

    リードを常に張った状態でリードを短く持っていれば、急な引っ張りに対応しやすいです。
    自分や犬の安全はもちろん、周囲の人も犬の行動範囲が予測できれば安心できますので、リードを短く持って自分の側に犬を置いておくようにしましょう。
    狭い所で犬同士擦れ違う場合や、交通量の多い所では必須のテクニックです。
    (まあ、わんわんレンタルでは交通量は関係ないですけど)


    すみません、だいぶ長くなりましたね。
    次回は「重心を後ろ寄りに」になります。
    今回の補足みたいになるかも知れません。

    以上


  • 【わんわんレンタル解説】リードの持ち方

    最初に

    おことわり

    まだ「概要」を見ていない方は、以下より先に概要を見ておいてください。

    わんわんレンタル解説

    他の記事は以下リンクよりどうぞ!

    【わんわんレンタル解説】概要

    【わんわんレンタル解説】リードは常に張っておけ

    【わんわんレンタル解説】重心は後ろ寄りに


    リードは絶対に放すな

    まずはリードを放してしまったらどうなるのか。

    リードを放してはいけない理由

    何となく理由は分かると思いますが、念の為書いておきますね。
    他にも理由はあると思いますが、とりあえず3つだけ。

    他の犬や人に危害を与える

    他の犬や人が気になって、そちらへ向かってすっ飛んで行くこともありますね。
    噛みついたり飛び付いたりと危ないですね。

    犬自身や散歩させている人が危険

    何かが気になって衝動的に走り出してしまうこともあります。
    例えば公道散歩中、車道挟んで反対側に他の犬が散歩していたのに反応して車道に飛び出したら…ですよね。
    犬を追いかけて散歩させている人も慌てて車道に飛び出して…です。
    実際このような話を聞いたことはありますし、そのため脚が一本無いわんこも見たことがあります。

    二度と戻ってこないかもしれない

    散歩中リードを放してしまい出奔したまま帰ってきませんでしたとか。
    呼べば戻ってくるように躾けていれば良いですけど、そうでなければ行方不明で永遠にさようなら…て事もありますね。


    長いリードの持ち方

    「概要」でもお伝えしたとおり、ここでは長いリードを使っていきます。
    持ち方の基本と思ってもらえればよろしいかと思います。

    長いリードを使う理由

    両手で持てるから

    片手で持つより当然両手で持った方が強固ですよね。
    後述しますが、両手で持つ場合、ある程度リードに長さがないと逆に持ちにくくなったりしてダメですね。

    持ち方のバリエーションが増える

    長ければ両手で持っても手に巻き付けたりすることで長さを調節できますし、持ち方のバリエーションも広がります。
    大は小を兼ねるですね。

    長いリードの持ち方

    持ち手は左?右?

    ではリードを放さないために、リードの持ち方について考えて行きましょう。
    犬を自分の左側に持ってくるのがセオリーなので持つ手は左手が良いですけど、とりあえず細かいことは置いといて、右手でも左手でもどちらでも良いです。
    ここでは犬を左側に持ってくるとして、左手で持つとして説明していきます。
    (人の左側歩くように躾けられているのなんて、フィンかどんべぇくらいですし…)

    これだけは止めよう

    最初に言っておきますけど下掲のような持ち方は、余程安全な環境・状況だと分かっている時以外はしないようにしてくださいね。
    急に引っ張られたら簡単にリード放します。
    (常に手と腕に気合い入れていたなら放さないかもしれないですけど…)

    流石にこの持ち方は危ないと思う

    持ち方1 片手で持つ 輪っかの部分に手を通す

    まずは基本、リード端の輪に手を通してからリードの紐部分を掴む。
    急に引っ張られた時でも、リード握った手が輪の部分に引っ掛かるので放しにくい。
    手首・手の甲もストッパーになる。
    最低でもこの持ち方をしておきたいです。

    輪に手を通す

    持ち方2 片手で持つ 持ち手に巻き付ける

    持ち方1の発展型。
    さらに強固にするために持ち手にリードを巻き付けます。
    リードが長いと思った時は巻き付けることにより長さの調整も出来ます。
    慣れれば片手で巻き付けたり解放したり出来るので、もう片方の手が空きます。
    💩片付けたりする時によくやります。

    1周巻き付ける
    複数回巻き付ける

    当然ですが、急に強く引っ張られた時は持ち手が締め付けられますので、油断しないでください。
    また後述の両手で持つ方法と比較して、巻き付け・解放(長さの調節)に時間が掛かるので、緊急の場合はやや厳しい。
    巻き付け・解放を少しでも早くしたい時は、腕全体に巻き付ける持ち方もしますね。

    腕全体を使って巻き付ける

    持ち方3 両手で持つ

    右手は輪に通して持ち、左手はリードの犬に近い部分を持ちます。
    力を入れるのは主に左手、右手は添えるだけのもしもの時用。
    右手の位置と左手のリードを握る位置で送り出したり引いたりして長さを調節する。
    左右の手の動きのコンビネーションで素早く長さを調節できる。
    右手と左手の間のリードも弛ませず、張っていると尚良いです。

    右手は輪に通して巻き付けで長さ調整

    持ち方4 両手で持つ その2

    更に強固にしたい場合は、下の写真のように左手に1周巻き付けてしまうと良いです。
    一時的に右手を完全にフリーにすることも出来ます。
    長さの調節が一時的に左手だけになるのと、急な引っ張りによる締め付けに注意。

    リードの途中部分で巻き付ける

    短いリード

    短いリードだとどうなる?

    では短いとどうなるのよさ?
    長いリードの長所と丸っと反対のことですね。

    両手で持ちにくい

    リードが短い場合、輪の部分を両手で持つなどすれば、不自然な体勢になり歩きにくいです。
    犬の体高が低い場合は、低いところにあるものを持つような感じで前屈み気味になる。

    (イメージ)短いと前屈み気味になる

    ↑イメージ的にこんな感じで。
    リードを持つ人の方が態勢を調節する事になります。
    また犬は自分の左側か右側に来るので、両手だと更に持ちにくい。

    長さの調節が難しい

    手に巻き付けて持つ場合は、短くなりすぎて、犬との距離が近くなり歩きにくくなると思います。
    また体高が低い犬ですと、長さを調節する余裕がなさすぎて、持ちにくいわ歩きにくいわになります。
    犬との距離が近すぎると、歩いているときに犬の足を踏んでしまう事もありますね。

    撮影がやりにくい

    散歩とちょっと話が逸れますが、撮影するときにリードが短いと犬との距離が近くなり、引いて撮れなくなります。
    全部広角になったり、またはアップの写真ばかりになってしまったりになります。

    短いと大型犬だと尚更撮影しにくい

    短いリードで貸し出す理由

    「なんで短いリードで貸し出すのよ?」ですね。
    なぜ短いリードを付けるのか、ランド側の想定を推測してみましょう。

    ※以下私の考えなのでご承知おきを

    持ち方を教えるのが難しい

    散歩させたことない人に「短めにしっかり持て」といちいち理論から説明しても、1回で理解するのも難しいですよね。
    リードの持ち方もよく分かりませんし、臨機応変に長さを調節することなど頭にないと思います。
    またクローズドな環境で危険も少ないし、短く持つことの意味も分かっていないと思います。
    そもそも路上などでリード2本付けて二人で持つなんてシーンは無いです。
    (だってそんなの散歩やりにくいし、むしろ危険かとw)

    犬の行動範囲を狭くする

    最大長にしていると犬の行動半径が広くなり、もし相性悪い犬が近づいてきた時は、襲いに行って届いてしまうことがあります。
    そのため予め行動範囲を狭くするため短いリードにしているのかもしれません。

    リードが長ければ、当然犬の行動範囲も広い。

    だったら最初から短いリード付けて貸せばよろしいかと

    最初から短ければ、リードが長いことによる注意が必要ないので、最低限の事を守ってくれれば問題も起きにくいのだろうと思っているのかもしれませんね。
    実際に貸し出された犬を見ていると、長かろうが短かろうがリードを最大長にしている人が多いです。
    犬同士近づいた場合でもリードを短く持たず、何もしない人が多いです。


    リードの持ち方 最後に

    長いリードを上手く使えれば、持ち方のバリエーションが増えます。
    常に引っ張る犬や、急な引っ張りにも対応でき、リードを放さないように出来ると思います。

    次は持ち方のバリエーションの延長になるかもしれないですけど

    【わんわんレンタル解説】リードは常に張っておけ

    になります。


    以上